代表・カンパニープロフィール
こんにちは、
Tokio NY Music 代表のヒラノです…
今回は弊社のウェブサイトを訪問していただき誠にありがとうございます…
皆さんは、80年代の映画“PARIS, TEXAS/パリ、テキサス“をご存じでしょうか?
監督はヴィムヴェンダース、音楽はライクーダー担当のフランス/ドイツ合作映画です…
若い頃大好きな映画でした。でも、最初に不思議に思うことがそのタイトル…
パリと言えば最初に思い浮かぶのはやはりオシャレなイメージのフランスの都会パリ…
しかしこの映画に出てくるパリは、パリはパリでもテキサス州の人の気配のほとんど無いど田舎のパリ…
アメリカには”パリ、テキサス州”を始め”ベルリン、オハイオ州”・“ニューロンドン、コネチカット州”・”ミラノ、ミネソタ州”等、移民が勝手につけたんだろうと思えるような土地名が一杯あります。90年代にバンドでアメリカ国内ツアーをよくしていた頃に目につくようになりました…
そこで思いついたのが”TOKIO, NY/トキオ、ニューヨーク州”…
土地名を付けてしまおうとまでは思いませんでしたが、ここから日本人としてアメリカに音楽を発信できたら面白いのではないかと思い、2000年初期ぐらいからミュージックイベントを行うときには”Imaginary town Tokio NY/想像の街 トキオニューヨーク”というタイトルでいつも催ってきました…
ミュージックイベントと同様、楽器の代理店としてもやはり日本とアメリカの関係の架け橋になるのがこの”TOKIO NY”の最も大事なテーマ、国境を感じることなくお互いを感じることができる空間、これを提供するのが弊社の使命だと感じております。
87年に渡ニューヨークして以来、色々なジャンルの音楽に携わってきました。
ハードロック、パンク、エクスペリメンタル、ニューウェーブ、プログレ、ダンス、ファンク、ヒップホップ、オルタナティブ、ワールド、R & B、ノイズ、ジャズ、エレクトロ等、こだわりなく吸収できるものは吸収し、また活用してきました。
最終的にはそれを如何に自分流に表現するか、という事を意識しながら音楽をやって来たました。
そして、音楽のジャンルの次にたどり着いたのがその機材。音楽活動をしている上でやはり無視はできません。自分のテクニックは勿論、そのテクニックを更に良くも悪くもしてくれるのは使用する楽器/機材です…
それまでは演奏することに無我夢中でそれ程機材の細かい事までには気にしていなかったのが本音です。(実際は恵まれた機材に囲まれていたことも確かですが…)
2008年位からニューヨーク、ブルックリンにあるMain Drag Musicという今ではウイリアムズバーグで一番大きな楽器屋で働くようになりました。それまでは僕もRolandやFender,MXR,Yamaha,Korg,Digitech等の大量生産型のブランド製品を割とよく使っていましたが、余りにもみんなが同じような方法で似たような音を追求している事に気が付き嫌気がさしてきました。そこで、興味を持ち始めたのがいわゆるブティックブランドの楽器/機材達でした。
それらを触っているうちにその一台一台にビルダーのこだわりや愛情が感じられ、大量生産の機材にはないSoulが感じられました。
それは僕の音楽スタイルにも共通するところがあり、万人に受けるための音楽や機材でなく、自分の個性を追求するための音楽や機材だったのです。
Main Drag Musicで働くようになってから毎週エレクトロハーモニクス本社にエフェクターの仕入れに行くようになり、そこで創始者のマイクマシューズが指揮をとる姿を見ているうちに更にブティック楽器の魅力に吸い込まれていきました。エレクトロハーモニクス社も大きな会社に見られがちですが、未だに生産はすべてニューヨークの自社内で行われるかなりアナログなオペレーションの会社です。中国にアウトソースして大量生産などはしません。マイクマシューズは今でもシガーを口に咥えながら一日中社内を歩き回り全プロダクションのクオリティーコントロールをしています。
そして、弊社の取り扱っているほとんどのブランドの各製品がやはりマイクマシューズのように一つ一つ大事に魂をかけながら生まれてくる素晴らしく個性豊かな楽器や機材達ばかりです。大量生産の楽器のように新しいバージョンが出るたびに使い捨てではなく、一生付き合っていって欲しいものばかりです…
皆様にもそんなブランド達の魅力に共感していただけたら幸いと思っております。
ご興味のある方いつでもお気軽にTokio NYの音の世界にお越しください!
Keep On Electrifying!!!
3/21/2016
Tokio NY Music / Boutique Pedal NYC 代表
ヒラノタダユキ
aka
TADA/RETADA/TADANOSHIN